近年,グローバルな資本市場の発達やインターネット関連サービスの急成長等を背景として,複数国間のM&Aが増大しており,複数の競争当局による審査を要する事例が増加している。このような状況の下,各国競争当局間では,個別審査における協力や法執行の国際的収斂に向けた議論が一定程度進展している。
他方で,プラットフォーム・ビジネスやシェアリングエコノミーの発展等の経済実態の変化の中で,従来の評価手法は有効であるのか,また,企業結合の影響評価における経済分析の手法の活用や,複数国間の企業結合に対する合理的な問題解消措置の設計がどうあるべきかといった課題が指摘されており,競争当局間での共通の理解の醸成が望まれる。
このような課題を踏まえ,今回のシンポジウムでは,企業結合規制に関する今後の10年における課題とその解決に向けた方向性に焦点を当てた議論を行う。シンポジウム第1部では,米国と欧州からの著名な経済学者による基調講演を,第2部では,これらの講演者及びコメンテーターを交えたパネル・ディスカッションを行う。
※開催を終了いたしました。
タイトル | 「グローバル経済の下での企業結合規制:これまでの軌跡と次の10年の課題」 |
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日時 | 平成29年5月19日(金)13時30分~17時10分 |
会場 | イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1(4階) |
開催言語 | 英語⇔日本語 (同時通訳あり) |
参加費 | 無料 |
主催者 | 公正取引委員会競争政策研究センター,公益財団法人公正取引協会 |
13時30分-13時40分 | 杉本和行 公正取引委員会委員長 |
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13時40分-14時30分 | テーマ:"Can Merger Control Stay Relevant in an Era of Global Competition and Innovation?" |
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14時30分-15時20分 | テーマ:" European Perspective on Achievements and Challenges for the Next Decade" |
【休憩】(15時20分-15時40分)
15時40分-17時10分 | モデレーター:岡田 羊祐教授 |
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【閉会】(17時10分)
講演資料(1) Shelanski教授〔英語・日本語〕(PDF:1,072KB)
講演資料(2) Lyons教授〔英語・日本語〕(PDF:1,465KB)
コメント資料 小田切名誉教授〔日本語・英語〕(PDF:240KB)
公正取引委員会 競争政策研究センター事務局
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