令和元年9月9日、総務省はアルゼンチン共和国(以下、「アルゼンチン」という。)内閣府行政最新化部門との間で、ICT及びデジタル・ガバメント分野での協力に関する覚書に署名しました(覚書署名者 日本側:石田総務大臣、アルゼンチン側:イバラ行政最新化国務大臣)。
覚書の概要は以下のとおりです。
1 覚書署名の背景
G20の前議長(アルゼンチン)及び現議長(日本)の両国は、G20におけるデジタル分野の議論を一層発展させるため、共通の関心を有するICT政策、AIの基本原則、ソサエティ5.0などのグットプラクティス等に関する情報交換について協力関係を発展させるために、両国間で覚書の署名に向けて調整を続け、合意に至ったものです。
2 覚書概要
(1) 協力範囲
以下の分野を含む、共通の関心事項を有する政策及びグットプラクティスに関する情報交換を実施し、協力を発展させます。
(1)ICTインフラ及びICTアプリケーション
(2)デジタルインクルージョン及びデジタルデバイドの解消
(3)サイバーセキュリティ
(4)地上デジタルテレビ放送(ISDB-T)
(5)スマートシティ
(6)デジタル・ガバメント
(2) ICT及びデジタル・ガバメント分野における両国間交流
両国は、次の活動を通じて上記の協力を強化し、支援します。
a) 両当事者が決定する日に対面で又はバーチャルな方法で開催される作業部会の設置
b) 相互利益のある分野の会合及び協力並びにカンファレンス及びシンポジウムを通じた意見交換
c) 両当事者により共同で決定される協力のその他の形態
3 今後の方針
総務省では引き続き、アルゼンチンとの間でICT分野全般等において両国関係を深化させるとともに、ICTインフラの海外展開を推進して参ります。