2016年8月1日 事務所関連情報

奥田 隆文 弁護士が入所しました

当事務所は、2016年8月1日付で、奥田 隆文 弁護士を客員弁護士として迎えました。
奥田弁護士は、本年6月に横浜地方裁判所所長を定年退官されるまでの間、東京地方裁判所や東京高等裁判所の部総括判事を務めるなど、民事裁判実務の第一線で数多くの事件に携わってこられました。
奥田弁護士の入所により、当事務所は、企業関係の裁判において、さらに充実したリーガルサービスを提供できるよう努めてまいる所存です。

森・濱田松本法律事務所

奥田 隆文 弁護士からのご挨拶

拝啓

 皆様におかれましては、ますますご清祥のことと拝察致しております。
 さて、私は、本年6月18日付けをもちまして、横浜地裁所長を最後に、40年余りにわたり勤務した裁判所を定年により退官致しました。そしてこの度、縁あって、森・濱田松本法律事務所に客員弁護士として入所させて頂くことになりました。昭和51年4月に裁判官として任官し、東京地裁に配置されて以降、各地の裁判所で専ら民事家事関係の事件を担当し、中でも特に東京高裁には前後3回にわたり通算9年近く在籍し、各種の事件を幅広く経験するとともに、裁判官の訴訟運営や弁護士の訴訟活動を数多く客観的に見る機会に恵まれました。またこの間には、司法研修所や裁判所書記官研修所で民事関係科目の担当教官として後進の育成指導に当たり、地裁所長や司法研修所事務局長として司法行政にも携わってまいりました。各地で多くの出会いに恵まれ、人生における豊かな糧を得ることができたことも幸いでした。今後は、裁判官として職務に取り組む中で培ったこれらの知識や経験を生かしながら、当事務所の一員として弁護士の職務に精励し、微力を尽したいと考えていますので、どうぞ宜しくお願い致します。

敬具

2016年8月吉日

弁護士 奥田 隆文