2016年11月16日 事務所関連情報

大野 恒太郎 弁護士が入所しました

当事務所は、2016年11月16日付で、本年9月に検事総長を退官した大野 恒太郎 弁護士を客員弁護士として迎えました。
大野弁護士は、東京地方検察庁等で捜査・公判実務に携わり、検事総長等として各種刑事事件の処理を指揮する一方、内閣司法制度改革推進本部事務局次長、法務省刑事局長、法務事務次官を務めるなど、司法制度改革や近年の様々な刑事立法作業においても中心的な役割を果たしてこられました。
大野弁護士の入所により、当事務所は、企業関係の刑事法務や危機管理において、更に充実したリーガルサービスを提供できるよう努めてまいる所存です。

森・濱田松本法律事務所

大野 恒太郎弁護士からのご挨拶

拝啓

 皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、私は、本年9月5日付をもちまして、検事総長を退官し、この度、森・濱田松本法律事務所に客員弁護士として入所させていただくこととなりました。
 1976年検事に任官して以来40年あまりのうち、検察庁と法務省にほぼ20年ずつ勤務しました。その間、東京地検においては、丸4年間特捜部で企業犯罪等の捜査に従事し、引き続き1年間特別公判部において脱税事件の公判に専従しました。その後、2001年からは内閣司法制度改革推進本部事務局次長として司法制度改革を担当し、弁護士会の方々等とも力を合わせながら、裁判員制度や被疑者国選弁護制度の導入、法曹養成制度改革、法テラスの創設等を実現しました。そして、本年5月には、取調べの録音・録画やいわゆる司法取引の導入等を内容とする刑事訴訟法等の改正が成立したので、一連の刑事司法改革の首尾が整ったことを見届けて退官することができました。
 今後は、当事務所の一員として、微力ながら、これまでの知識や経験を活かして、少しでも皆様のお役に立ちたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い致します。 

敬具

2016年11月吉日

弁護士 大野 恒太郎

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    大野 恒太郎