2017年2月15日 事務所関連情報

設樂 隆一 弁護士が入所しました

当事務所は、2017年2月15日付で、本年1月に知的財産高等裁判所長を退官した設樂 隆一 弁護士を客員弁護士として迎えました。
設樂弁護士は、東京地方裁判所知的財産権部や知的財産高等裁判所等で知的財産訴訟実務に携わり、また、知的財産高等裁判所長として知的財産訴訟に関する国際的な活動においても中心的な役割を果たしてこられました。
設樂弁護士の入所により、当事務所は、知的財産紛争において、更に充実したリーガルサービスを提供できるよう努めてまいる所存です。

森・濱田松本法律事務所

設樂 隆一 弁護士からのご挨拶

拝啓

皆様におかれましては、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、私は、平成29年1月26日付で知的財産高等裁判所長を退官し、この度、縁あって、森・濱田松本法律事務所に客員弁護士として勤務することになりました。

昭和54年7月に東京地方裁判所判事補に任官してから、東京地方裁判所知的財産権部に4回合計14年9月勤務し、知的財産高等裁判所及びその前身の東京高等裁判所知的財産権部に合計7年9月勤務し、合計22年6月にわたって、裁判官として知的財産権訴訟を担当してきました。また、その間、東京高等裁判所や大阪地方裁判所などにおいて、民事通常事件も合計13年6月経験してきました。そして、知的財産高等裁判所長のときは、年に複数回、欧米の国際会議に出席し、国内においても欧米やアジア各国の多数の裁判官、弁護士、弁理士、知財関係の行政官と交流をし、その都度、日本の知的財産権訴訟について、情報を発信し、海外の最新情報にも接する機会を与えられ、充実した日々を送ることができました。

今後は、主としてこれまでの裁判官生活における知的財産権訴訟の知識や経験を生かし、知的財産権紛争の適正迅速な解決のために尽力し、また、仲裁その他の活動を通じて、知的財産権紛争の適正迅速な解決を図り、知的財産権制度の発展のために努力したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

敬具

2017年2月吉日

弁護士 設樂 隆一

  • 弁護士等
    設樂 隆一