会社法改正と債権の保全・企業再生

MHMマイページから配信申込

今回のテーマは、「会社法改正と債権の保全・企業再生」です。
平成27年5月1日より、「会社法の一部改正する法律」が施行されました。
この改正法には、債権回収・企業再生実務に影響を与える内容も含まれ、一例として、濫用的会社分割によって害される債権者の保護規定が新設されています。この改正により、濫用的会社分割がなされた際における残存債権者がとり得るべき債権の保全方法の選択肢が増えました。
本号では改正法を踏まえた上、濫用的会社分割(新設分割)が行われた場合に、分割会社に対して債権を有している債権者が自らの債権をどのように保全すればよいか等について解説、検討を行うとともに、同改正に伴って生じる実務上の問題点について考察を行っています。