総務省は、「宇宙利用の将来像に関する懇話会」を立ち上げるとともに、懇話会の下で「4次元サイバーシティの活用に向けたタスクフォース」を開催します。これらの会合の開催に先立ち、宇宙データの利活用や宇宙利用の将来像に関するアイデアを募集します。
1.目 的
現在、地球上には、人口問題、資源・エネルギー枯渇、環境汚染等多くの課題が山積しています。こうした課題に対して、宇宙利用の推進・高度化は、先駆的なイノベーションによる打開策を導き出すために有効であると同時に、人類を新たな高みへと引き上げる可能性を秘めていることから、期待がされているところです。
このような観点から、宇宙利用におけるイノベーションによりもたらされる新たな将来像について幅広く懇話することにより、宇宙利用における我が国の目指すべき方向性やICTの利活用推進に向けて短期的及び長期的に取り組むべき方策について検討するため、本懇話会を立ち上げます。
また、宇宙データと地上系データとを組み合わせて、現代における社会的課題や地域の課題の解決に資する利用方法を検討するため、懇話会の下で「4次元サイバーシティ※の活用に向けたタスクフォース」を開催します。
さらに、これらの会合の開催に先立ち、宇宙データの利活用や宇宙利用の将来像に関するアイデアを募集します。
※ 測位データや衛星データによる3次元空間の把握と、AI解析による時間的変化の自動抽出により、
4次元(3次元+時間差分)的に様々な情報の把握を可能とするもの。
2.検討事項
(1) 現代における社会的課題や地域の課題の解決に向けた宇宙データの利用方法
(2) 宇宙利用における長期的な将来像
(3) 研究及び開発の在り方や研究機関の役割
(4) その他座長が必要と認める事項
3.スケジュール
本日から、宇宙利用に関するアイデアの募集を行います。
また、平成30年1月下旬頃から、「4次元サイバーシティの活用に向けたタスクフォース」を開催します。
4.開催要綱(案)
5.アイデア募集要項等