英国は、2021年10月、サステナブル投資に関するロードマップ「Greening Finance: A Roadmap to Sustainable Investing」を公表した。
英国政府は、2019年にグリーン・ファイナンス戦略を公表し、TCFD提言に即した開示義務化や英国版のグリーンタクソノミーの策定等のコミットメントを示してきた。こうしたコミットメントを実行するにあたっての最初のフェーズとして、当ロードマップでは、新しいサステナビリティ情報開示要件(SDR: Sustainability Disclosure Requirements)を提案する。SDRでは、投資商品、金融機関、事業会社に対して、サステナビリティに関する一貫した情報開示要件を設けており、サステナビリティ情報が事業会社から金融機関、そして金融商品にスムーズに利用されることを狙っている。開示内容には、IFRS財団の下に新たに設立されたISSBから提案されるサステナビリティ開示基準に基づく情報と、英国グリーンタクソノミーに基づく情報を含み、TCFD提言の4本柱(戦略・ガバナンス・リスク管理・指標と目標)を開示枠組みとして利用する。
下記の資料では、本ロードマップの概要をまとめています。

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