報道・広報

「船舶におけるバイオ燃料取り扱いガイドライン策定検討会」 のとりまとめの公表
~船舶におけるバイオ燃料取り扱いガイドラインを策定しました~

令和5年3月30日

国土交通省は、「船舶におけるバイオ燃料取り扱いガイドライン策定検討会」を設置し、陸上試験・実船試験から得られた知見を基にガイドライン策定に向けた検討を行ってまいりました。これまでの計3回の検討会にわたる議論の内容を踏まえ、今般、とりまとめを公表致します。

 国土交通省は令和3年4月、「内航カーボンニュートラル推進に向けた検討会」を設置し、内航海運の
低・脱炭素化に向けて取り組むべき施策の方向性やロードマップ等の検討を行い、令和3年12月にとりま
とめを公表しました。とりまとめでは、地球温暖化対策計画に掲げられた2030年度のCO2排出削減目標
を達成するための「更なる省エネの追求」を掲げています。具体的な施策の1つとして、更なる省エネを
追求した船舶の開発・普及が挙げられ、バイオ燃料について、舶用エンジンにおける燃焼性、混合安定性、
部品腐食などの技術的課題の有無を把握・検討し、ガイドラインの策定を行っていくこととしております。
このようなことを背景に、国土交通省は令和4年7月、有識者や関係業界からなる「船舶におけるバイオ燃
料取り扱いガイドライン策定検討会」を開催し、陸上試験・実船試験から得られた知見を基にガイドライ
ン策定に向けた検討を重ねて参りました。今般、その成果を「船舶におけるバイオ燃料取り扱いガイドラ
イン」として公表します。
 今後は、関係業界等への周知を図り、2030年度CO2排出削減目標達成に向けて取り組んでまいります。

【ガイドラインのポイント】
舶用利用の可能性のあるバイオ燃料の概要・特徴、現行の燃料の品質基準・規格に関する情報、実証試験結果
から得られた舶用バイオ燃料使用に向けた準備・対応すべき事項等について整理されている。

○舶用バイオ燃料使用に向けた準備・対応すべき事項概要
 ・腐食・劣化の可能性に備えた配管内等の燃料長期残留への対策
 ・動粘度等の変化に応じた機器の適切な設定
 ・燃焼性・発熱量などの機関の出力特性の変化の確認
 ・長期船内貯蔵による混合安定性の悪化等によるスラッジ発生の可能性の留意 

ガイドラインに関する資料は、下記URLからご覧下さい。
https://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk7_000048.html

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 宮岡、細田
TEL:03-5253-8111 (内線43-952、43-913) 直通 03-5253-8614 FAX:03-5253-1644

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