2014年3月4日 事務所関連情報

北田 幹直 弁護士が入所しました

本年3月に、北田 幹直 弁護士を客員弁護士として迎えました。同弁護士は、東京地方検察庁等6つの地方検察庁で勤務した後、札幌高等検察庁検事長、大阪高等検察庁検事長等を務め、この間、一般刑事事件のほか企業犯罪、政界関連事件、脱税事件の捜査公判に従事するとともにこれらを指揮してきました。
また、法務省刑事局国際課長、アジア極東犯罪防止研修所所長、外務省大臣官房監察査察官、公安調査庁長官を歴任し、この間、捜査共助・犯罪人引渡等の国際刑事分野、国際刑事関連条約の交渉、アジア諸国等の刑事司法関係者を対象とした研修、外務省の不祥事調査や大使館・総領事館の査察等において中心的な役割を果たしてきました。
当事務所は、同弁護士の入所を機に、企業のグローバル・コンプライアンス体制の構築や危機管理に関するサービスを、一層強化してまいります。

北田 幹直 弁護士からのご挨拶

謹啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、私は、1月9日付で大阪高等検察庁検事長を退官し、この度、縁あって森・濱田松本法律事務所に客員弁護士として入所させていただくこととなりました。昭和51年4月、検事に任官以来37年9月に亘り、東京地検等6つの地検と2つの高検で勤務したほか、法務省(大臣官房、刑事局、法務総合研究所)、外務省(在米日本大使館、監察査察官)、公安調査庁(次長、長官)で勤務いたしました。第一線の検察官時代は、一般刑事事件のほか企業犯罪、政界関連事件、脱税事件の捜査公判に従事し、法務省及び在米大使館時代には捜査共助・犯罪人引渡等の国際刑事分野の業務や国際刑事関連条約の交渉業務に携わりました。また、アジア極東犯罪防止研修所の所長としてアジアを中心とした国々の刑事司法関係者を対象とした研修業務を実施し、外務省監察査察官時代は同省の不祥事調査や大使館・総領事館の査察のため世界各地を飛び回りました。公安調査庁時代は同庁の情報収集・分析活動を指揮する一方、官邸を始めとする国内要路への情報提供と国内外関係機関との情報交換に努めたところです。振り返りますと誠に変化と刺激に富んだ職務に従事し、得難い貴重な経験を積むことができたと感謝致しております。今後は弁護士としてこれまでの経験を活かして、いささかなりとも社会のお役にたてればと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

謹白

2014年3月吉日

弁護士 北田 幹直

 

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