2014年9月1日 事務所関連情報

内田 貴 弁護士が入所しました

当事務所は、2014年9月1日付で、内田 貴 東京大学名誉教授を、客員弁護士として迎えました。
内田弁護士は、長年、東京大学大学院法学政治学研究科において、民法及び隣接法の教育研究に従事され、数多くの研究成果を残された後、法務省経済関係民刑基本法整備推進本部参与等として、債権法改正の検討において中心的な役割を果たしてこられました。
内田弁護士の参画により、当事務所は、来年に予定される民法改正も踏まえ、さらに充実したリーガルサービスをご提供できるよう、努めてまいる所存です。

森・濱田松本法律事務所

内田 貴 弁護士からのご挨拶

拝啓
皆様におかれましては、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
さて私は、本年9月1日より、縁あって、森・濱田松本法律事務所に客員弁護士として勤務することとなりました。これまで、北海道大学で約7年、その後東京大学で21年間、民法の研究教育に従事してまいりました。とりわけ契約法に関心を持ち、国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)の電子商取引モデル法や、私法統一国際協会(UNIDROIT)の国際商事契約原則の起草などにも関与いたしました。2007年10月からは、法務省で始まった120年ぶりの債権法の抜本改正作業に従事するため、東京大学を退職して法務省の常勤の参与となり、法制審議会の民法(債権関係)部会の運営などに携わりました。債権法改正の要綱仮案の目途がつくのを機に、7年近くに及んだ法務省での常勤職を退任し、弁護士登録をいたしました。今後は、これまでの学究としての経験や立法実務の経験をふまえて、実務と研究を架橋するような仕事ができればと考えております。今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

敬具

2014年9月吉日

弁護士 内田 貴