2022年9月1日 事務所関連情報

村田 渉 弁護士が入所しました

当事務所は、2022年9月1日付で、村田 渉 弁護士を客員弁護士として迎えました。

村田弁護士は、2020年12月に東京高等裁判所部総括判事を定年退官されるまでの間、裁判実務の第一線で数多くの事件に携わってきたことに加え、司法研修所民事裁判教官、同第一部上席教官や法科大学院教授を務めるなど、法曹養成、教育における豊富な経験と実績を有しております。

村田弁護士の入所により、当事務所は、民事訴訟を中心とする紛争処理の分野において、さらに充実したリーガルサービスを提供できるよう努めてまいる所存です。

森・濱田松本法律事務所

 村田 渉 弁護士からのご挨拶

拝啓

皆様におかれましては、ますますご清祥のことと存じます。
さて、私は、一昨年(2020年)12月14日付けをもちまして、東京高等裁判所部総括判事を最後に、36年余りにわたり勤務した裁判所を定年により退官いたしました。その後、昨年(2021年)4月より中央大学大学院法務研究科教授(民事訴訟法担当)として教鞭をとっておりましたが、この度、森・濱田松本法律事務所に客員弁護士として入所させて頂くことになりました。昭和59年(1984年)4月に新任判事補として東京地裁に配属され、当初は刑事事件を担当しましたが、その後は専ら民事・家事関係の事件を担当し、各地の裁判所で多くの事件に取り組み、様々な弁護士の訴訟活動等を見て裁判のあり方を考える機会に恵まれました。この間、司法研修所では民事裁判科目の担当教官あるいは上席教官として、また裁判官研修担当の上席教官として、後進法曹の育成指導等に当たり、地裁所長として司法行政にも携わってまいりました.このような中で、多くの方々との出会いにも恵まれ、様々な形で貴重な経験を積むことができました。今後は、裁判官として培った知識と経験を生かしながら、当事務所の一員として弁護士の職務に精励し、微力を尽したいと考えています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

敬具

2022年9月吉日
弁護士 村田 渉