ベンチャー

新規のベンチャー企業が誕生し、育ち、花開いてこそ、わが国経済の新陳代謝が図られ、その持続的かつ永続的な成長が可能となります。

ベンチャー企業と経済の活性化

 新しい産業を担い、新規の雇用の創出を実現するベンチャー企業は、産業の新陳代謝を図り、経済の活性化をもたらすために不可欠なものといえます。ベンチャー企業が経済に果たす役割は、ときの経済状況により変わるものではなく、その重要性は今後とも薄れることはないと考えられます。わが国でも、起業が容易となる制度・環境が次々と実現し、新興企業向け株式市場が整備されたことにより、資金を供与するベンチャー・キャピタル、更には株式公開を経験した起業家などによる投資が積極化しています。その結果、多数のベンチャー企業が誕生し、新規株式公開を果たす会社が続々と現れ、経済に好循環をもたらしています。

ベンチャー企業に対する法的サポート

 こうしたベンチャー企業は、旺盛な資金需要のもと頻繁に資金調達を行いますが、資金を供与する側は、成長途上の企業への投資というリスクを軽減し、また投資からのリターンを最大化するため、優先株や投資契約等を積極的に利用することになり、ベンチャー企業としてはこうした投資スキームに対応する必要があります。また、他方、ベンチャー企業は、企業規模の拡大・事業価値の増大を短期間に図るため、積極的にM&Aないし提携を行いますが、このようなM&A・提携に際しては専門的見地からの法的サポートが不可欠となります。さらに、株式公開に際しては、有価証券届出書等の関連文書の法的な観点からの精査が必要となります。他方、ベンチャー企業の多くは、既存の企業が手掛けていない新規の分野に事業機会を見出すことから、往々にして新規の事業の遂行が各種法令・規制に抵触しないかが問題となります。加えて、日常の取引・業務に関わる多数の契約の作成等を処理する必要があります。また、IT・バイオなどの事業分野に携わる企業の場合、知的財産権に関する問題は避けては通れないことになります。

 このようにベンチャー企業のリーガル・サービスに対する需要は多岐にわたり、会社法をとってみても、非公開会社には公開会社と異なるルールが適用され、定款自治の範囲が広く認められ、特にその機関設計には多様な選択肢が用意されているなど、非公開会社であるベンチャー企業特有の論点は多々存在します。

 当事務所は、大規模公開企業のみならず、設立間もない企業をはじめ、公開前後を問わずこうしたベンチャー企業に対し、多様なリーガル・サービスを、そのニーズに応じて、きめ細かに提供しております。

ベンチャー:弁護士等

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ベンチャー:ニュースレター

MHM STARTUP UPDATES
MHM STARTUP UPDATES 2024年4月号(Vol.1)
CAPITAL MARKETS BULLETIN
四半期報告書制度の廃止に関するパブリックコメント回答
CAPITAL MARKETS BULLETIN
令和6年金融商品取引法等改正案 ―非上場有価証券の流通活性化に関する制度見直し―
ASSET MANAGEMENT BULLETIN
金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律の一部を改正する法律案(アセットマネジメント関連)
CAPITAL MARKETS BULLETIN
特定投資家向け銘柄制度(J-Ships)を活用した非上場株式の特定投資家私募による資金調達事例の紹介及び制度内容等の概観

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ベンチャー:ニュース

受賞等
The Best Lawyers in Japan™ 及びBest Lawyers: Ones to Watch in Japan™ (2025 edition)にて高い評価を得ました
メディア
増島 雅和 弁護士のインタビューが、Biz/Zineの『【後編】「両利きの経営」を伝統的企業が成功させる鍵は、スタートアップ事業の買収とグロースによる組織能力の獲得』と題した記事に掲載されました
メディア
増島 雅和 弁護士のインタビューが、Biz/Zineの『【前編】増島弁護士に聞く、スタートアップ買収の「決定的な誤解」──経営企画が担当し、一般的なM&Aと混同する』と題した記事に掲載されました
メディア
増島 雅和 弁護士の『買収失敗はなぜ起こるか。上場企業経営者が陥る「幻想のスタートアップ」の典型例 スタートアップ買収とスピンアウト取引、失敗の構造を解き明かす――その2』と題する記事がASCII STARTUPに掲載されました
メディア
増島 雅和 弁護士の『連携失敗の本質とは? 上場企業が持つスタートアップに対する根本的な「誤解」 スタートアップ買収とスピンアウト取引、失敗の構造を解き明かす――その1』と題する記事がASCII STARTUPに掲載されました

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ベンチャー:セミナー・講演

2024年6月18日外部セミナー
『第5386回金融ファクシミリ新聞社セミナー「米国ベンチャー投資契約の基礎と実務~モデル契約条項と出資にあたっての重要ポイントを重点解説~」』
2024年5月15日外部セミナー
『スタートアップ投資の留意点~デュー・デリジェンス、契約交渉、投資後の関与に関し豊富な実例を交えて解説~』
2024年4月18日外部セミナー
『スタートアップ企業との協業・提携のポイント~スタートアップ企業との協業・提携(投資・M&Aを含みます)において気を付けるべきポイントを豊富な実例を交えて解説いたします~』
2024年4月18日外部セミナー
『米国ベンチャー投資契約の基礎~モデル契約条項と出資にあたっての重要ポイントを2時間で理解する~』
2024年4月4日外部セミナー
『第5338回金融ファクシミリ新聞社セミナー「コーポレートPPAの各スキームの解説と実務的なポイント~カーボンニュートラル実現のための環境価値取引~」』

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ベンチャー:著書・論文

書籍
『非上場株式取引の法務・税務(スタートアップの資金調達編)』
雑誌 論文
「大学発スタートアップとの共創」
論文
「Japan Business Expansion by Non-Japanese Asset Managers」
雑誌 論文
「An Overview of Japan’s Financial Instruments Business Regime」
雑誌 論文
「令和5年金融商品取引法等の改正~情報開示に関する制度改正の動向~」

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ベンチャー:法務トピックス

【金融庁】「ベンチャーキャピタルに関する有識者会議」について
【日本銀行】わが国のスタートアップを取り巻く状況と地域における取り組み
【経済産業省】特許審査においてスタートアップに対するプッシュ型支援(PASS)を実施します
【内閣府】「知的財産推進計画2024」の策定に向けた意見募集
【特許庁】濱野特許庁長官とタン世界知的所有権機関事務局長が「中小企業・スタートアップ・起業家への支援分野における協力声明」に署名しました

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