資金調達
各種クラウドファンディングサービスに対する法的な支援のほか、ICO、STOといった新しい資金調達手法の開発やプラットフォーム構築、トークンの発行、管理、運用などを、規制横断的にサポートしています。
分野説明:クラウドファンディング
新規・成長企業等と資金提供者をインターネット経由で結び付け、多数の資金提供者から少額ずつ資金を集める仕組みであるクラウドファンディングは、日増しに認知度を高めています。リスクマネーの需要者と個人をより直接的に接続する仕組みにより、需要者側にとっては、資金調達手法の裾野が広がることとなる一方で、資金供給者側では、より高いリスク(不確実性)を負うことになります。そこで、資金需要者のニーズと個人の資金提供者の保護のバランスを図るため、クラウドファンディングに対し様々な法規制がかけられています。
具体的には、クラウドファンディングは、資金提供者が実質的に何に資金を提供しているかという観点から「寄付型」、「購入型」、「投資型」に分類され、例えば「投資型」に該当する場合、金融商品取引法及び貸金業法の適用が問題となります。
分野説明:ICO・STO
ブロックチェーン技術を活用した資金調達方法は、世界的なDXの潮流の一端として、伝統的な資金調達方法の代替手段・潜在的な資金調達ニーズに応える手段となる可能性を秘めています。
ブロックチェーン技術を用いていわゆるデジタルトークンを発行することにより資金調達を行うICO(Initial Coin Offering)は、その一つといえます。また、ブロックチェーン技術を利用した資金調達のうち、証券規制を遵守する方法で行うものは、STO(Security Token Offering)と呼ばれ、近時の改正金融商品取引法等により法制度上の位置付けが図られました。
提供できるサービス
クラウドファンディングやICO・STOはストラクチャーに応じて遵守すべき規制が大きく変わり、また、資金決済法・金融商品取引法をはじめとした各種法令・ガイドラインは頻繁に改正されることから、改正内容は当然のこと、その改正経緯や行政側の解釈を十分に理解している必要があります。加えて、発展途中の分野であるため、適切な実務展開を図るべく行政官庁とのセッションも非常に重要になっています。
当事務所には、資金決済法・金融商品取引法等のクラウドファンディング及びICO・STO規制を所轄する行政官庁への出向者、金融分野のルールメイキングを主導する委員会・協会に所属する弁護士が多数在籍しています。そのような知識、情報、経験を持つスペシャリストが、クラウドファンディング及びICO・STOに関する登録・届出、行為規制、行政対応、運用等のリーガルサービスを提供しています。
資金調達:弁護士等
資金調達:特集
資金調達:ニュースレター
- Client Alert - Financial Sector
- Client Alert - Financial Sector 2023年3月号(Vol.5)
- Client Alert - Financial Sector
- Client Alert - Financial Sector 2023年1月号(Vol.4)
- CAPITAL MARKETS BULLETIN
- STOに関する法制度の近時のアップデート(トークン化した不動産特定共同事業契約に基づく権利の位置づけ等について)
- STRUCTURED FINANCE BULLETIN
- STOに関する法制度の近時のアップデート(トークン化した不動産特定共同事業契約に基づく権利の位置づけ等について)
- FINANCIAL REGULATION BULLETIN
- STOに関する法制度の近時のアップデート(トークン化した不動産特定共同事業契約に基づく権利の位置づけ等について)
資金調達:ニュース
- メディア
- 増田 雅史 弁護士のコメントが、日経ビジネス2023年1月30日号の『規制サバイバル 厳格化する世界を攻略せよ』と題した記事に掲載されました
- 受賞等
- Chambers FinTech 2023にて高い評価を得ました
- メディア
- 増田 雅史 弁護士のコメントが、日経産業新聞2面『仮想通貨は有価証券か 米で線引き論争、序列に影響も(Watch)』と題した記事に掲載されました
- メディア
- 増田 雅史 弁護士のコメントが、金融財政事情 No.3447の『特集 雲をつかむ暗号資産ビジネス 活況に沸く暗号市産業界に求められる次のステージ』と題した記事に掲載されました
- お知らせ
- オンデマンド配信セミナー「30分でわかる株主コミュニティ制度」を公開しました
資金調達:セミナー・講演
- 2023年6月23日外部セミナー
- 『FPが知っておくべきWeb3・NFT・メタバース』
- 2023年5月15日外部セミナー
- 『セキュリティ・トークン・オファリング(STO)の法律実務の最新動向〜不動産STO・社債STOでの活用を中心に〜』
- 2023年4月21日外部セミナー
- 『「DeFi meets TradFi」―Web3が変える金融の未来』
- 2023年4月20日外部セミナー
- 『Web3・NFT・メタバース』
- 2023年3月30日外部セミナー
- 『第4回アジア圏国際金融法会議「セッション2. Fintechがアジア金融市場に与える影響I:STOとデジタル取引所における規制・法整備の動向」』
資金調達:著書・論文
- 書籍
- 『いまさら聞けないWeb3、NFT、メタバースについて増田雅史先生に聞いてみた』
- 雑誌 論文
- 「クローズ・アップ 資金使途等の正確かつ充実した開示が不可欠 投資型クラウドファンディングを使った資金調達の留意点」
- 論文
- 「Global Legal Insights - Fintech 2022 - Vietnam Chapter」
- 雑誌 論文
- 「Q&A金融サービス仲介業の制度と実務 〈第7回〉 政府令・監督指針のパブリックコメントの結果を踏まえた整理」
- 雑誌 論文
- 「資産金融型STOの留意点 現行法で可能なスキームも STOの実現に向けた第1歩の踏み出し方(下)」