2021年4月1日 事務所関連情報

鄭 鈺璇 弁護士が入所しました

鄭 鈺璇 弁護士からのご挨拶

拝啓

浅春の候、皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度、森・濱田松本法律事務所にて執務させていただくことになりました、台湾弁護士の鄭 鈺璇と申します。
私は2013年の台湾弁護士登録後、太陽光発電会社にて、企業法務全般に従事し、国際取引にも数多く携わってきました。また2015年~2016年の間、カルフォルニア大学バークレー校にてアメリカ法(知的財産法を中心に)の勉強をしていました。2017年以降、PwC Legal Taiwanにて上場申請などの商法と個人情報保護法に関するコンサルティングサービスを提供して参りました。その後、知的財産法の分野を専門とするブティック法律事務所に転職して、特許、商標の出願と訴訟及び著作権の訴訟などの知的財産関連業務を進めてきました。これらの実績をまとめて説明しますと、例えば、16カ国の特許庁に特許出願の経験がございます。さらに、台湾ではほぼ毎週知的財産権侵害への法的措置を行っておりまして、証拠収集からはじまり、侵害鑑定ないし告訴、出廷など豊富な経験を積んできました。これに加え、日本大手ゲーム企業の訴訟代理人として商標・著作権侵害の取り締まりに動き出したところ、すべての訴訟において依頼者側が勝訴という実績を残しました。
昨年、来日し日本の知的財産法の勉強を始めました。1年間の集中講義を通じ、日本法に対する理解を深めることができたほか、日本語でクライアントに対応できるようになりとても充実した一年でした。

森・濱田松本法律事務所においても、これまでの実務経験と語学力を活かしつつ、さらに専門性を高めることで、クライアントの皆様のお役に立てるよう最善を尽くす所存です。皆様におかれましては、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

2021年4月吉日
台湾弁護士 鄭 鈺璇